1 子育て世帯生活応援事業を起点とした、生活支援と地域循環政策への進化について
(1)本市が政策支援を講じる背景となった米の価格高騰の構造的要因及び物価上昇の本質的な原因をどう捉えているのか見解を問う。
(2)国の農政転換期において、農業を暮らしのインフラと捉え、市民の食の安心を守る責任が地方に問われる中、この局面を物価高騰対策を超え地域の農業振興と食料安全保障の観点からどう見据えているのか市長の所見を伺う。
(3)支援の対象を子育て世帯に限定した判断の妥当性と公平性について、他にも生活に困窮する世帯がある中で、支援の対象を限定した基準とその波及効果を問う。
(4)今回のおこめ券の配付による生活支援をきっかけに、今後地元農産品の消費につながるような取組を行うことについて本市の考えを問う。
(5)おこめ券による支援の手法が最適だったのか、現金給付や電子化との比較も踏まえ、制度設計の在り方や今後の効果検証の方針を問う。
2 本市の財政調整基金のこれからについて
(1)本市の財政調整基金が近年恒常的に取り崩されている実態を踏まえ、財政の健全性や今後の収支に対する市の認識と方針を問う。
(2)大型支出が見込まれる中、基金の常態的な取崩しが続けば将来の選択肢が狭まる懸念があると考えるが、財源配分の戦略性と今後の持続力を問う。
(3)他市のように財政白書をつくり、何にどれだけなぜ使ったのかをグラフや図解で丁寧に説明する、見える化への取組は、市民の納得と信頼を得る上で非常に重要だと思うが本市の見解を伺う。
3 タウンミーティングについて
(1)市長にとって、タウンミーティングとは何かを問う。
(2)市民の声を丁寧に拾い上げるという姿勢については、これまでも大切にされてきたと承知しているが、近年の取組の在り方や展開の仕方について、一部ではかつてとの印象の違いを感じる声も耳にする。現地・現場主義、市民目線という基本姿勢の下で、そうした受け止めが生まれる背景には、何か変化があると感じているのか。
また、そのような変化があったとすれば、それはどのような意図や経過に基づくものなのか、所見を伺う。
(3)参加者が減少する中で、現地・現場主義、市民目線との整合性をどう考えているのか伺う。
(4)成果と市民満足度の比較検証はどのように行っているのか詳細を具体的に問う。
(5)地域別タウンミーティングの開催が減少したことにより、地域の課題やインフラの老朽化など固有の声が拾いづらくなっていないのか伺う。
(6)コロナ禍での開催に際して行った連携や工夫した点について伺う。
(7)現体制と予算規模は適正と認識されているのか伺う。
(8)市民の生活実態に即した対応が必要ではないかと考えるが、本市の見解を問う。
(9)タウンミーティングの目的は何であるか問う。
(10)課題認識そのものに問題はないか。
また、その具体的な根拠を問う。
(11)参加者の属性や満足度を把握していると承知しているが、リピート参加率は定量的に把握、分析をしているのか、イエスかノーかで問う。
(12)参加者層の固定化に対してどのような認識を持っているのか問う。
(13)満足度や参加人数以外に、参加の多様性や構造的な偏りの是正の視点は必要であると感じるが所見を伺う。
(14)市民目線を徹底するため、タウンミーティングの新たな手法を取り入れる意向はあるのか問う。
(15)タウンミーティングに対する、市長自身の思いと今後の方向性について、所見を伺う。