議会中継
平成29年第3回(9月)定例会
一般質問
9月5日 杉村 千栄 (日本共産党議員団)
1 教育を受ける権利と教科書採択について
憲法や子どもの権利条約に示された教育を受ける権利の主体は子どもであるという認識はあるか。
また、教科書は教師や有識者、保護者をはじめ市民の幅広い意見を反映し、より良いものを選択するべきであると考えるが、市長、教育長に問う。
2 今回の教科書採択の経緯について
(1)教科書採択懇話会は何度開かれたか。
また、懇話会で出された意見は、個人の意見として扱われるのか。
(2)5人の教育委員は教科書採択懇話会と直接意見交換をしたのか。したのであれば、何度で、どのような議論がされたのか。
また、その会議録は公開されるのか。
(3)今回の教科書採択にあたり、どのような方針・観点・指標を持って臨んだのか。
(4)教科書採択が行われる前に採択方針を明らかにするべきだと思うが、その考えはないか。
3 教科書採択のあり方について
(1)採択委員会が選定・答申した教科書と異なる教科書を採択した事実はないのか。
(2)採択委員会が「採択を適当と認める教科書」を教育委員会に答申することにどのような問題があったのか、具体的に問う。
(3)採択委員会の廃止について、いつ、どこで、どのように議論、検討され、決定されたのか、その法的根拠と合わせて問う。
(4)調査部会への指示権を教育委員会が持つことは、採択の趣旨に反するのではないか。
(5)学校報告書について
①学校報告の求め方はいつ、どこで、どのような議論のもと決めたのか。
②教育委員の指示があったのか、それとも事務方で決めたものか。
③今回の報告書の求め方は、教育委員と学校現場の声の乖離をごまかすためではないか。
④従来通り、現場の希望を明らかにするために報告を求める考えはあるか。
(6)教育委員による恣意的判断が可能となる一連の制度改悪は教育委員の指示があったのか、それとも事務方の考えたものか。
また、外部から働きかけがあったのではないか。
(7)教科書選定審議会に対応する教科書採択委員会を再設置する考えについて
4 教育委員の責任について
集中した権限に見合う責任として、まずは採択時の投票を記名とすべきと考えるが、その考えはないか。
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