議会中継
令和6年第5回(12月)定例会
一般質問
12月10日 梶原 時義 (新風会)
1 後期高齢者マイナ保険証の利用実態と、マイナ保険証を持たない市民への資格確認書交付の詳細を明らかにせよ。
(1)政府はこの12月2日をもって健康保険証の新規発行をやめたが、ここに至ってマイナ保険証利用率が15%にもならない現状をどう捉えているのか。国の事業とは言え、急ぎ過ぎなのか、不要なものなのか、市長の見解を問う。
(2)健康保険証の新規発行停止に対し、マイナ保険証を保有していない市民には、現行保険証の有効期限が切れる前に資格確認書を送付するようだが、周知を徹底して市民の不安払拭に努めるべきではないか。
また、マイナ保険証を保有する市民にも「資格情報のお知らせ」が送られるようだが、マイナ保険証に加えて、システムエラー対策で常にこのお知らせを持参しなければ10割負担を請求されるかもしれないとの不安が払拭できないのでは、紛失の危険も含め、マイナ保険証を持たない人の資格確認書一枚で済むほうが利便性に優れると思うがどうか。
2 新しいJR松山駅浸水被害の実情と原因分析、今後の対策を示せ。
(1)1時間当たり78ミリメートルという想定外の雨量により、新しいJR松山駅がオープンして僅か一カ月で浸水被害に遭ったが、愛媛県やJRは最大雨量何ミリメートルを想定して駅舎のグラウンドラインの設定をしたのか。被害内容と併せて説明せよ。
(2)浸水被害が全くなかった旧駅舎よりも、浸水した新駅舎のフロアーレベルが1メートル80センチメートルも低く、また以前の線路レベルよりも90センチメートルも低いと聞くが、過去に九州・四国地方に降った時間雨量や地球温暖化による異常気象を考慮し、旧駅舎または旧線路レベルくらいまでは上げておくべきではなかったのか。
(3)JR松山駅周辺の大雨での排水能力が1時間当たり40ミリメートル程度と聞くが、これでは線状降水帯が現れるたびに浸水の危険にさらされることになる。将来50年間の利用を見越して建てた駅舎として抜本的対策を愛媛県とJRに今後求めていくべきだと考えるが、市長の見解を求める。
(4)JR松山駅は松山空港、松山観光港と並ぶ、県都松山の交通拠点であり、インバウンドを含め、全国から観光客を迎える新しいシンボルにふさわしい陸の玄関でなくてはならないが、新築した途端使えないイメージを与えた事実は大きなダメージである。災害時の拠点でもある新JR松山駅の周辺整備にあたり、排水能力を上げることや分散させることを含め、市民や観光客が安心して利用できる駅にするために本市でできる二度と浸水させない対策を示せ。
3 市役所の電話機に、録音告知ガイダンス付自動録音機能導入は再検討すべきではないか。
(1)市民から市役所への電話に対し、「こちらは松山市役所です。この通話は、電話応対品質向上のため、録音させていただきます。あらかじめ御了承ください」という13秒のガイダンスがこの10月から流れるようになった。過度なクレーム対策とのことだが、毎回、毎回聞きたくもない同じガイダンスを強制的に聞かされる99.9%の善良な市民の立場に立つとき、時間の無駄はもとより、気分的にクレーマー扱いされたと憤る市民も少なくないと聞くが、市長の見解を問う。
(2)過度なクレーム対策で始めたようだが、年間435万円もの税金を投入してまで市民にプレッシャーを与えるのではなく、職員が丁寧な電話対応能力を身に付けることを優先するべきだと考えるがどうか。
(3)電話によるクレームは年間で何件くらいあるのか、件数を示せ。
また、録音はありとしても告知する必要性はないと考えるがどうか。
(4)お客様本位の民間会社であれば、「クレームはチャンスであり、クレームを的確に処理することにより、相手の信頼を勝ち取ることで新たな信用を築くことができる」と社員教育をしているが、本市も今一度原点に返り、435万円を職員研修費に充てるなどして市民への対応能力向上こそが必要だと思うがどうか。
また、市民に無駄な時間を強要する録音ガイダンスの告知を見直すべきではないかと考えるが、民間会社にいた経験のある野志市長の見解を求める。
4 バス利用者に配慮して、可能な限りバス停にベンチを設置していくべきではないか。
(1)市内にある約1,000か所のバス停の内、ベンチのないバス停は何か所あるのか。
また、その内ベンチの設置要件を満たしているにもかかわらず設置されていないバス停は何か所あるのか。
(2)2022年の6月議会でも取り上げたが、ベンチ設置要件が満たされているバス停の一つである、松山市溝辺町にある下り湯の山ニュータウン行きの岩堰バス停にベンチ設置の要望が利用者から2年以上前にあったが、伊予鉄バスも本市も予算がないとして、いまだに設置に至っていない。セブンスター石手店で買い物をして湯の山に帰る高齢者からは、ベンチがないので買い物した食品を持ちながら立ってバスを待たなければならず、バスも定刻ではなく遅れたりしてとてもつらいとの訴えがあった。野志市長の「幸せになろう」広告には100万円を使うが、バスを利用する高齢者が夏の暑さにつらい思いをしているのに、一つ5万円のベンチの設置を予算化しない市長の政治姿勢に疑問を持たざるを得ない。伊予鉄や関係機関がベンチ設置要望に応えないのであれば、本市が設置する予算を付けるべきだと思うがどうか。今後の対策を含め、2年以上待たせている岩堰バス停について答弁を求める。
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